この記事でわかること
- ホットペッパー以外の主な集客経路(Googleマップ・Instagram・紹介・自社予約ページ)
- それぞれの経路の向き不向きと、組み合わせ方
- ホットペッパーをやめる・減らす場合の段階的な進め方
「ホットペッパーの掲載費が重い」と感じたら
ホットペッパービューティーは、美容室・サロンにとって有力な集客チャネルの一つですが、月々の掲載費が経営を圧迫していると感じている店もあります。かといって、いきなり掲載をやめてしまうと新規の流入経路を失うリスクもあります。
この記事では、ホットペッパー以外の集客方法を整理し、掲載を続けながら他の経路を育てる段階的な進め方を紹介します。
ホットペッパー以外の主な集客経路
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損益分岐シミュレーターで計算するGoogleマップ(Googleビジネスプロフィール)
「エリア名+美容室」のような検索で地図とともに表示される、Googleマップの店舗情報です。登録・利用は無料で、店舗情報・写真・口コミを充実させることで、検索結果での表示順位や印象が変わります。検索意欲の高いユーザーに無料でリーチできるという点で、ホットペッパーに代わる経路として最初に着手しやすい方法です。
スタイル写真やお客様の声を発信し、フォロワーとの関係を築きながら新規・リピートの両方にアプローチする方法です。即効性はGoogleマップほど高くありませんが、継続的に発信することで、ホットペッパーのような「掲載費」をかけずに集客できる経路として育てられます。
紹介(既存客からの口コミ紹介)
既存のお客様からの紹介は、集客コストがかからない経路です。紹介してくれたお客様・紹介されたお客様の双方に特典を用意する「紹介キャンペーン」を行う店もあります。
自社の予約ページ
上記いずれの経路から来たお客様も、最終的に予約を完結させる「受け皿」として、自社の予約ページを用意しておくことが重要です。ホットペッパー経由であっても、2回目以降のリピート予約は自社の予約ページに誘導することで、掲載費のかかるポータル経由の予約を徐々に減らせます。
4つの経路をどう組み合わせるか
これらの経路は、どれか1つに絞るのではなく、役割分担をして組み合わせることが現実的です。
| 経路 | 向いている役割 | 即効性 |
|---|---|---|
| Googleマップ | 近隣エリアでの新規集客 | 中(口コミが貯まるまで時間がかかる) |
| 新規・既存客との関係構築、スタイル訴求 | 低(継続的な発信が前提) | |
| 紹介 | 低コストで成約率の高い新規獲得 | 中(既存客の来店サイクルに依存) |
| 自社予約ページ | 全経路からの予約を一元化し、リピートを定着させる | — |
新規集客の即効性という点では、ホットペッパーに代わる単独の経路はすぐには見つかりません。そのため、複数の経路を並行して育てながら、自社予約ページへの集約を進めるのが現実的な進め方です。
ホットペッパーをやめる前に準備しておくこと
ホットペッパーの掲載をやめる、または縮小することを検討している場合、次の準備を先に済ませておくことをおすすめします。
- Googleビジネスプロフィールへの登録と、口コミをある程度集めておく
- Instagramなどで、既存客・新規客との接点を日常的に作っておく
- 自社の予約ページを用意し、既存客に案内して使ってもらう経験を積んでおく
- 現在の新規客のうち、ホットペッパー経由が何割を占めるかを把握しておく
特に4つ目は重要です。ホットペッパー経由の新規比率が低ければ、掲載をやめた際の影響は限定的です。逆に新規の主要な入口をホットペッパーに依存している場合は、他の経路がある程度育つまで、掲載を続けながら段階的に移行する方が安全です。
Googleマップ集客をもう少し具体的に
Googleマップでの集客を始める際の、具体的な着手順をもう少し詳しく紹介します。
- Googleビジネスプロフィールに登録し、基本情報を正確に入力する: 店名・住所・営業時間・電話番号は、実際の情報と完全に一致させてください。情報が不正確だと、検索結果での評価に影響することがあります
- 写真を充実させる: 店内・施術例・スタッフの写真を複数枚登録します。来店前に店の雰囲気や施術の仕上がりを具体的に確認できる情報が多いほど、ユーザーは安心して問い合わせや予約に進みやすくなります
- 来店後のお客様に口コミ投稿をお願いする: 口コミの件数・評価は、検索結果での表示順位に影響する要素の一つです。会計時やサンクスメールで、さりげなく口コミ投稿をお願いする運用を取り入れている店もあります
- 予約ページへのリンクを設定する: Googleビジネスプロフィールには、予約用のリンクを設置できる項目があります。ここに自社の予約ページを設定しておくと、地図を見たユーザーがそのまま予約まで進めます
Googleマップでの集客は、ホットペッパーのような即効性はありませんが、継続すればするほど口コミや実績が蓄積され、無料のまま効果が積み上がっていく経路です。
紹介を仕組み化する
紹介は、お客様にただ「紹介してください」とお願いするだけでは、なかなか広がりません。仕組みとして機能させるための工夫を紹介します。
- 紹介特典を用意する: 紹介した側・された側の両方に割引やサービスを用意すると、紹介のハードルが下がります
- 紹介しやすいタイミングで声をかける: 施術後、満足度が高いと感じられたタイミングで「よろしければお友達にもご紹介ください」と一言添えるだけでも効果があります
- 予約ページのURLを紹介しやすい形にしておく: 電話番号だけでなく、QRコードやURLがあれば、紹介されたお客様がその場で予約まで進みやすくなります
自社予約ページとポータルサイトの違い
「予約サイト」とひとくくりに呼ばれますが、ホットペッパーのようなポータルサイトと、自社の予約ページでは役割が異なります。
- ポータルサイト(集客型): 多数のサロンが掲載され、ユーザーはポータル内で比較・検索して来店先を決めます。新規の「発見」に強い一方、掲載費がかかります(予約成立ごとの送客手数料があるかは、今回確認した公式情報の範囲では分かりませんでした)
- 自社予約ページ(予約特化型): 自店のためだけの予約ページで、既にその店を知っているお客様(リピート客・SNS経由・紹介経由)が予約を完結させる場所です。月額固定費のみで、件数に応じた手数料がかからないサービスもあり、リピート客が多いほど実質コストが下がります
この違いから、「新規の発見」はポータルサイトや無料のGoogleマップ・SNSに任せ、「予約の完結」は自社予約ページに集約するという役割分担が、コストを抑えながら新規・リピートの両方を取りこぼさない考え方になります。
なお、ホットペッパー以外にも複数のポータルサイトを併用していて、それぞれの予約を1つの画面で管理したいという場合は、かんざしのような予約一元管理サービスという選択肢もあります。これは「予約の受付経路を自社に一本化する」のではなく、「複数の受付経路を残したまま管理画面だけ1つにまとめる」という別のアプローチです。
段階的に移行するスケジュールの一例
いきなり全てを切り替えるのではなく、数ヶ月単位で段階的に移行する進め方の一例を紹介します。
1〜2ヶ月目: Googleビジネスプロフィールへの登録・自社予約ページの準備を行います。ホットペッパーの掲載は継続したまま、並行して基盤を整える期間です。
3〜4ヶ月目: 既存客への案内を中心に、自社予約ページでの予約を実際に受け付け始めます。来店時に直接案内する、サンクスメールにリンクを添えるなど、接点のあるお客様から少しずつ移行してもらいます。
5ヶ月目以降: 自社予約ページ経由の予約比率と、ホットペッパー経由の新規比率を実際に数えてみます。ホットペッパー経由の新規が想定より少なければ、掲載プランの見直し(縮小・停止)を検討するタイミングです。
このように段階を踏むことで、「やめてみたら新規が激減した」という事態を避けながら、徐々に自社の集客基盤を育てることができます。
損益で見る: ホットペッパーの掲載費と自社予約ページの比較
ホットペッパーの掲載費と、自社予約ページの月額費用を比べると、月間の予約件数によってどちらが有利かが変わります。掲載費が固定額のプランでは、予約件数が少ない月ほど1件あたりのコストが高くなり、逆に自社予約ページの月額固定費は、予約件数が多いほど1件あたりのコストが下がります。
現在の掲載費と、自社予約ページに移行した場合の年間差額を具体的な数字で確認したい場合は、損益分岐シミュレーターで試算できます。
まとめ: 一つに頼らず、役割分担で集客経路を分散する
ホットペッパー以外の集客方法として、Googleマップ・Instagram・紹介・自社予約ページを紹介しました。どれか一つでホットペッパーの代わりが務まるわけではなく、新規の「発見」は複数の無料・低コストな経路に分散し、予約の「完結」は自社予約ページに集約するという役割分担が、掲載費の負担を抑えながら集客の取りこぼしを防ぐ現実的な方法です。
Instagramからの具体的な予約導線の作り方は、インスタから予約を受ける仕組みの作り方で詳しく解説しています。
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