この記事でわかること
- Googleカレンダーの「予約スケジュール」機能で、お客様が直接予約できること
- この機能で確認できる具体的な設定項目
- 美容室の複数メニュー・複数スタッフ運用で不足する点
Googleカレンダーには「予約スケジュール」という機能がある
「カレンダーアプリではお客様に空き状況を見せられない」と思われがちですが、Googleカレンダーには予約スケジュールという機能があり、個人のGoogleアカウント(無料)でも作成できます(Google公式ヘルプ「予約スケジュールを作成する」、2026-10-03確認)。これを使うと、予約ページのリンクを知っているお客様が、空いている時間を見て直接予約できます。
公式ヘルプで確認できる主な設定項目
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デモ予約ページを試してみる予約スケジュールでは、次のような項目を設定できます。
- 予約の長さ: 施術にかかる時間を設定できます(カスタムの長さも設定可能)
- 通常時の空き時間: 曜日ごとの繰り返しスケジュールを設定できます
- 予約受付期間: 何日前から何時間前まで予約を受け付けるかを限定できます
- 1日あたりの予約件数の上限: 1日に受け付ける件数を指定できます
- カレンダーで空き情報を確認する: 既存の予定と重ならないようにする設定で、基本的な重複予約を防げます
- 共同主催者: 共同主催者のカレンダーも空き情報の確認に含めることで、重複予約を防ぐ設定ができます(デフォルトでは確認されません)
- 予約フォーム: 名・姓・メールアドレスが必須項目で、追加のフィールドも設定できます
- 確認メールとリマインダー: 最大5件のリマインダーを送信できます
- お支払い: Stripeアカウントと連携すれば、予約時の支払いをリクエストできます
これだけの機能が無料の個人アカウントで使えるため、「カレンダーアプリには予約受付の機能がない」というのは正確ではありません。
美容室の運用で不足する点
公式ヘルプで確認した範囲では、次の点は美容室の運用にそのまま当てはめにくい制約です。
- メニューごとの所要時間: 1つの予約スケジュールには1つの「予約の長さ」しか設定できないため、カット・カラー等でメニューごとに所要時間を変えたい場合、メニューの数だけ予約スケジュールを分けて作る必要があります
- スタッフの指名予約: 共同主催者の機能は空き時間の確認のためのものであり、お客様が「どのスタッフを指名するか」を選んで予約する機能ではありません
- 顧客の来店履歴・カルテ管理: 予約スケジュールは予約の受付・確認メールまでが対象で、来店履歴やカルテといった顧客管理の機能は備えていません
- 一部の機能はプレミアム限定: 公式ヘルプには「予約スケジュールの一部の機能は、対象となるGoogle WorkspaceサブスクリプションまたはGoogle Oneメンバーシップが必要」との記載があり、無料の個人アカウントでは使えない機能がある可能性があります
カレンダーアプリのままでいい場合
次のような場合は、予約スケジュール機能をそのまま使っても大きな問題にはなりにくいです。
- メニューの種類が少なく、所要時間の違いを大きく気にしていない
- スタッフが1人で、指名予約の概念自体が発生しない
カレンダーアプリと予約管理システムを併用する方法
完全に切り替えるのが不安な場合、まずは予約管理システムの無料プランで予約ページだけを作り、自分用のカレンダーアプリと連携させる(予約が入るたびに自分のカレンダーアプリにも反映させる)運用から始める店もあります。カレンダー連携機能や、予定をエクスポートできる機能を備えた予約管理システムもあります。
移行のタイミングを見極める
予約スケジュール機能での運用から、専用の予約管理システムへ移行するタイミングとしては、次のような状況が目安になります。
- メニューが増え、予約スケジュールを分けて管理するのが煩雑になってきた
- スタッフが増え、お客様から指名予約の要望が出てきた
- 顧客ごとの来店履歴やカルテを記録したくなってきた
これらに心当たりがあれば、無料プランから試してみることをおすすめします。
まとめ: 「予約スケジュール」はできるが、複数メニュー・複数スタッフには別の仕組みが向く
Googleカレンダーの予約スケジュール機能を使えば、お客様が直接空き状況を見て予約を完結する体験は、無料の個人アカウントでも実現できます。ただし、メニューごとの所要時間を細かく分けたい場合や、複数スタッフの指名予約に対応したい場合は、スケジュールを分ける手間が増えるため、専用の予約管理システムの導入を検討する価値があります。
美容室の予約管理アプリの無料範囲については美容室の予約管理アプリ、無料で使えるのはどこまでか、個人店向けの予約管理アプリの選び方は個人店の予約管理アプリ、予約表アプリで確認すべき画面は美容室の予約表アプリで見るべき画面、そもそも予約システムを導入すべきかの判断軸は予約システムのメリット・デメリットで整理しています。
移行時のデータ引き継ぎも確認する
カレンダーアプリからの移行を検討する場合、既存の予約情報や顧客情報を新しいシステムに引き継げるかも確認しておくことをおすすめします。手動での入力が必要な場合、移行作業に一定の時間がかかることを想定しておいてください。
移行後も並行して使う期間を設ける
完全に切り替える前に、カレンダーアプリと予約管理システムを一定期間並行して運用し、新しいシステムの操作に慣れてから本格的に移行する方法も現実的です。急に切り替えると、操作に不慣れなまま繁忙期を迎えてしまうリスクがあります。
Salon-Bookyは、メニューごとの所要時間設定や複数スタッフの指名予約に対応した予約ページを、無料のFreeプランから作成できます。実際の画面はデモページから無料で試せます。