「tol 予約」で調べてこの記事に来た方に、まず1つお伝えすることがあります。
tol(トル)は2025年2月に「freee予約」へ名称が変わりました。
公式サイトに次の記載があります。
tol(トル)は2025年2月に名称を「freee予約」に変更しました。サービス内容に変更はありません。
出典: freee予約(旧tol)(2026-08-06取得)
旧ドメインの tol-app.jp にアクセスすると、freeeの製品ページに転送されます(同日確認)。検索して出てきた情報が古い名称のままである可能性があるため、この点を最初に置きました。
この記事は、導入を検討している方に向けて、公式サイトに公開されている内容だけをまとめたものです。 料金と機能はすべて公式サイトを実際に取得して確認しました(2026-08-06)。
この記事でわかること
- tolがfreee予約になった経緯と、現在の公式サイトの場所
- 無料プランで使える範囲(公式の機能比較表に基づく)
- 有料プランとの違い、スタッフ指名がどのプランから使えるか
- 料金の表記に確認が必要な箇所
- LINE連携の実態
- 乗り換えを検討する場合に確認すべきこと
名称変更で何が変わったか
サービス内容の変更はないと公式に書かれています。 変わったのは名称と、情報の置き場所です。
| 項目 | 変更前 | 現在 |
|---|---|---|
| サービス名 | tol(トル) | freee予約 |
| 製品情報の場所 | tol-app.jp | www.freee.co.jp/reservation/ |
| ログイン | — | tol-app.jp/login(現在も利用) |
ログインのURLには旧ドメインが残っています。 公式サイトのログインリンクが tol-app.jp/login を指しています(2026-08-06確認)。既に使っている方は、ブックマークがそのまま使える状態です。
なお、公式サイトのログイン案内には次の注記があります。
freeeアカウント連携されていないショップはログインできません。ショップ向けアプリからfreeeアカウント連携を行なってから管理画面にログインしてください。
アカウント連携が前提になっている点は、既に使っている方には関係する情報です。
料金
公式の料金ページに掲載されている内容です。
| プラン | 料金 |
|---|---|
| Starter | 0円 |
| Business(年払い) | 3,180円/月(38,160円/年) |
| Business(月払い) | 3,980円 ※下記参照 |
| Shop | 非公開(※現在リニューアル中・お問い合わせ) |
そして「今なら30日間無料でお試し可能」「登録はメールアドレスのみ」と記載されています。
出典: freee予約 料金プラン(2026-08-06取得)
月払いの表記について
公式サイトの表記をそのまま書きます。 月払いの欄は「3,980 円/年」となっています。
年払いが「3,180円/月(38,160円/年)」と書かれていることと整合しないため、月額3,980円の意味と読めますが、そう断定はできません。 サイト上の表記がこうなっている、というところまでが確認できた事実です。
契約前に金額と単位を確認してください。 推測で「月額3,980円です」と書くことはできません。
Shopプランについて
料金は公開されていません。 比較表には「※現在リニューアル中」と記載され、申込みではなく「お問い合わせ」になっています。
そしてこのプランに、サロンで必要になる機能が含まれています。 次の項目で説明します。
機能はどのプランから使えるか
公式の料金ページに掲載されている機能比較表の内容です。
全プランで使えるもの
| 機能 |
|---|
| ネット予約機能 |
| 予約カレンダー |
| SNS連携機能 |
| 事前ネット決済 |
| 予約リマインドメールの自動送信 |
| 団体予約受付 |
無料のStarterプランでも事前ネット決済が使えるとされている点は、注目に値します。 事前決済は、無料プランでは提供されないことが多い機能です。
Businessプラン以上
| 機能 | Starter |
|---|---|
| 顧客管理機能 | ー |
| ロゴカスタマイズ機能 | ー |
| 予約受付/リマインドメールのカスタマイズ | ー |
| 予約時アンケートのカスタマイズ機能 | ー |
顧客管理が有料からである点は、サロンでは判断に関わります。 公式の機能ページでは、顧客管理機能の中に「顧客カルテ」(過去の来店履歴や接客時のメモを顧客ごとに記録)、「顧客検索機能」、「会員用マイページ」が挙げられています。
つまり無料プランは「予約を受ける」ところまでで、顧客の履歴を持つのは有料からという構成です。
Shopプランのみ
| 機能 | Starter | Business |
|---|---|---|
| 複数スタッフ管理機能 | ー | ー |
| スタッフ指名機能 | ー | ー |
| スタッフ権限管理機能 | ー | ー |
ここが検討のうえで最も重要な部分です。
スタッフが複数いるサロンで指名予約を受けたい場合、比較表の上ではShopプランが必要になります。 そしてShopプランは料金が公開されておらず、リニューアル中と記載されています。
1人で運営しているサロンなら、この制約は関係ありません。 スタッフを雇っている、または雇う予定があるサロンは、この点を問い合わせで確認してから判断してください。
出典: freee予約 料金プラン・freee予約 機能(いずれも2026-08-06取得)
予約サイトはどう作るのか
tol 予約サイト も検索されています。公式サイトの記載を挙げます。
トップページには「複雑な設定は不要。シンプルな設定とテンプレートをベースに、あなただけの予約サイトをすぐに作成できます」と書かれています。
機能ページの「予約サイト作成」の項目には、次の3つが挙げられています。
| 機能 | 公式の説明 |
|---|---|
| 住所非公開設定 | 予約が確定したお客様にだけ店舗の住所を公開できる |
| ロゴカスタマイズ機能 | 予約ページに自店のロゴを設定できる |
| 予約サイト画像カスタマイズ機能 | 店舗の外観やサービスの写真を設定可能。テンプレートも充実 |
1番目は、自宅サロンには重要な機能です。 公式の説明にも「自宅サロンなど、プライバシーを守りたい方に必須の機能です」と書かれています。
自宅の一室でネイルやアイラッシュをやっている場合、予約が確定するまで住所を出したくないという要件があります。 これを設定として持っているサービスは多くありません。自宅サロンの方は、この点でfreee予約を検討する理由があります。
2番目と3番目は前掲の比較表でBusinessプラン以上です。 無料プランではロゴとメールのカスタマイズができません。住所非公開設定はどのプランからかについて、比較表に項目がありませんでした。 必要な方は問い合わせて確認してください。
出典: freee予約 機能(2026-08-06取得)
予約管理として何ができるか
tol 予約管理システム の派生に対する回答です。公式の機能ページに挙げられている予約管理の項目を並べます。
| 機能 | 公式の説明の要点 |
|---|---|
| スマホ管理画面 | スマホアプリから予約の確認・管理が完結 |
| ネット予約機能 | 24時間365日、自動で予約を受付 |
| 予約前後の準備時間確保 | 予約と予約の間に入れ替え・片付けの時間を設定可能 |
| リクエスト予約(承認制) | 申し込み後、管理者が確認してから確定 |
| 団体予約受付 | グループでの参加も一度で予約完了。定員も設定可能 |
| 営業時間設定 | 営業時間外の予約を自動で弾く |
| オプションメニュー機能 | メインのサービスにオプションを追加できる |
| 予約カレンダー | 日別・月別のカレンダー表示 |
| 予約枠クローズ設定 | 入った枠を閉じて予約不可にできる |
| 予約者からのキャンセル | お客様自身がネットからキャンセル可能 |
サロンの観点で押さえておきたいのは3つです。
「予約前後の準備時間確保」は、施術後の片付けが必要な業態で効きます。 これが無いと、予約が隙間なく入って回らなくなります。
「リクエスト予約(承認制)」は、新規のお客様を確認してから受けたい場合に使えます。 公式の説明にも「顧客の情報を見て予約を受け付けるか判断できます」とあります。
「オプションメニュー機能」は、単価に関わります。 ネイルならアートやケアの追加、まつげならリペアなどをオプションとして選ばせる形になります。
団体予約受付が全プランにあるのは、レッスンや教室を併設している場合の長所です。 サロン単体では使う場面が少ない機能ですが、ヨガやセミナーを並行してやっている方には効きます。
スマホアプリについて
tol アプリ も検索されています。公式サイトの記載から言えることを書きます。
- 「スマホ管理画面」として、スマホアプリから予約の確認・管理ができるとされています
- 「管理者予約アプリ通知」として、予約が入るとメールとプッシュ通知が届くとされています
- ログイン案内に「ショップ向けアプリからfreeeアカウント連携を行なってから管理画面にログインしてください」という記述があり、アプリ経由での連携が前提になっている部分があります
- お客様側には「会員用マイページ」が提供され、過去の履歴と次回の予約状況を確認できるとされています(Businessプラン以上の顧客管理機能に含まれます)
プッシュ通知が届く点は、店頭にいる時間が長いサロンでは実用的です。 メールだけだと気づかないことがあります。
アプリの具体的な操作については、この記事では扱いません。 導入検討の記事であり、実際の画面を推測で書くことはしません。
LINE連携について
tol line が検索されているので、公式の記載を確認しました。
機能ページのSNS連携機能の説明は次のとおりです。
InstagramやLINEのプロフィールに作ったサイトのURLを貼るだけ。SNSを見て興味を持ったお客様をそのまま予約へ。
出典: freee予約 機能(2026-08-06取得)
予約サイトのURLをLINEのプロフィールに貼る方式です。 LINE公式アカウントのリッチメニューに組み込む、LINEミニアプリとして動く、といった連携については公式サイトに記載を見つけられませんでした。
ここは正直に書きます。当サービスもLINE連携には対応していません。 URLを貼る方式は同じです。
LINE公式アカウントとの本格的な連携が必要な場合は、それを明示しているサービスを選んでください。 リザービアやSTORES 予約のLINEミニアプリ連携などがあります。LINEのリッチメニューから予約に入る流れを作りたいなら、その要件を満たすものを選ぶべきです。
公式サイトに記載が見つからなかったもの
「公開されていない」ことも判断材料になります。 機能ページと料金ページを確認して、記載を見つけられなかった項目を挙げます。
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| CSVエクスポート | 記載を見つけられなかった |
| 売上の集計・分析 | 記載を見つけられなかった |
| 解約の条件・違約金 | 記載を見つけられなかった |
1番目が最も重要です。 乗り換えの可能性がある場合、データを書き出せるかどうかは決定的な要素になります。
推測で「できない」とは書きません。 公式サイトに記載が見つからなかった、というだけです。ヘルプセンターや問い合わせで確認してください。
3番目についても同じです。解約条件を推測で書くことはしません。 契約前に規約を確認してください。
評判について
tol 評判 が検索されています。この記事では第三者の口コミを評価しません。
理由は2つあります。
- 口コミサイトの内容を要約して転載することは、出典としての信頼性を担保できません
- サービス名が変わった時期をまたいでいるため、いつ時点の話なのかが判別できません
代わりに、公式サイトに掲載されている利用者の声から、業種が分かるものを挙げます。 これは公式に掲載されている内容です。
- ヘアサロン、パーソナルジム、ネイルサロン、ヨガスタジオ、アイラッシュサロンの事例が掲載されています
- 業種別のページとして、ヨガ・ピラティス/ネイル・ヘアサロン/マッサージ・エステサロン/スクール・オンラインレッスン/フィットネス・トレーニングジム/占い・相談 が用意されています
出典: freee予約(旧tol)(2026-08-06取得)
業種の幅が広いことは、このサービスの特徴です。 サロン専用のサービスではなく、ヨガやスクール、占いまで含む設計になっています。
これは長所にも短所にもなります。 幅広い業態に対応する設計は、サロン固有の機能(スタッフ指名や施術メニューの構成)で細かさを欠く場合があります。逆に、レッスンや教室を併設している場合には、団体予約受付が全プランにある点が効きます。
「使い方」「できない」で検索している方へ
tol 使い方 tol できない も派生に出ています。これらは既に使っている方の操作に関する検索だと思われます。
操作方法とトラブルについては、公式のヘルプセンターを確認してください。 この記事は導入検討向けの内容であり、操作手順は扱いません。推測で手順を書くと、実際の画面と食い違います。
ただし、「できない」の一部はプランの制約である可能性があります。
| できないこと | 考えられる原因 |
|---|---|
| 顧客の履歴が見られない | 顧客管理はBusinessプラン以上 |
| スタッフを追加できない | 複数スタッフ管理はShopプランのみ |
| 指名予約を受けられない | スタッフ指名機能はShopプランのみ |
| メールの文面を変えられない | カスタマイズはBusinessプラン以上 |
プランの制約なら、操作を探しても見つかりません。 前掲の比較表で自分のプランを確認してください。
乗り換えを検討する場合に確認すること
すでに何かを使っていて、freee予約に移るかどうかを考えている場合の確認項目です。
- 今使っているサービスからデータを書き出せるか — 出せなければ手入力になります
- freee予約側で取り込めるか — 公式サイトにインポートの記載を確認できませんでした。問い合わせが必要です
- スタッフ指名が必要かどうか — 必要ならShopプランの料金を確認してから判断
- 既存の予約をどう移すか — 移行日以降の予約を新旧どちらで受けるかを決めておく
- お客様への案内 — 予約URLが変わることを事前に伝える
4番が抜けると事故が起きます。 両方で予約を受けている期間があると、同じ枠に二重に入ります。切り替え日を決めて、古い側の受付を止めてください。
同じ観点での乗り換え手順はリザービアからの乗り換えにも整理しています。サービスは違いますが、確認すべき項目は共通です。
他の選択肢との比較
freee予約が向く場合と、向かない場合を分けます。 公式サイトに記載されている内容から言えることだけを書きます。
向くと考えられる場合
- 1人で運営していて、無料で予約受付を始めたい
- 事前決済を無料プランで使いたい
- レッスンや教室を併設していて、団体予約を受けたい
- 会計にfreeeを使っていて、同じ事業者にまとめたい
確認が必要な場合
- スタッフが複数いて指名予約を受けたい(Shopプランの料金が非公開)
- 顧客の履歴を無料の範囲で持ちたい(Businessプラン以上)
- LINE公式アカウントとの連携が必要(記載を見つけられなかった)
- 将来データを持ち出す可能性がある(CSVの記載を見つけられなかった)
当サービスとの比較で正直に書くと、事前決済の点ではfreee予約のほうが優れています。 当サービスには事前決済の機能がありません。無料プランで事前決済が使えることは、明確な長所です。
一方で、当サービスはスタッフ指名を有料プラン(月額2,980円・年額29,800円)の範囲で提供しており、スタッフ3名まで含まれます(4名目以降は1名あたり月額980円)。顧客・予約データのCSV書き出しにも対応しています。
どちらが良いかは、指名予約が必要かと事前決済が必要かで決まります。 両方必要な場合は、freee予約のShopプランの料金を確認したうえで比較してください。
料金と機能の全項目は料金プランに掲載しています。他社との比較は美容室の予約システム比較とホットペッパーとの比較に整理しています。
まとめ
- tolは2025年2月に「freee予約」へ名称変更。サービス内容の変更はないと公式に記載されている。旧ドメインは製品ページへ転送される
- 料金はStarterが0円、Businessが年払い3,180円/月(38,160円/年)。月払いの表記は「3,980円/年」となっており年払いと整合しないため、契約前に確認が必要
- 無料プランでも事前ネット決済・予約リマインドメール・団体予約受付が使えるとされている
- 顧客管理はBusinessプラン以上。顧客カルテ・顧客検索・会員用マイページが含まれる
- 複数スタッフ管理・スタッフ指名・スタッフ権限管理はShopプランのみ。そのShopプランは料金非公開・リニューアル中
- LINE連携はプロフィールにURLを貼る方式。LINE公式アカウントとの連携の記載は見つけられなかった(当サービスも同じくLINE非対応)
- CSVエクスポート・売上分析・解約条件は公式サイトに記載を見つけられなかった。推測せず、問い合わせて確認する
- 業種の幅が広い設計。レッスン併設なら長所、サロン固有の細かさでは確認が必要
- 住所非公開設定(予約確定後にだけ住所を公開)を持っている。自宅サロンには実用的な機能
- 予約前後の準備時間確保・リクエスト予約(承認制)・オプションメニュー機能があり、団体予約受付は全プランに含まれる
- スマホアプリでの管理とプッシュ通知に対応しているとされている
- 事前決済の点ではfreee予約が優れている。指名予約が必要かどうかが判断の分かれ目