この記事でわかること
- 予約システムと確定申告の関係
- 予約システムと会計ソフトの役割分担
- 日々残しておくべき記録
確定申告の制度そのものは、この記事では扱いません
確定申告が必要かどうか、具体的な申告方法といった制度面の詳細は、国税庁の案内や税理士への相談で確認することをおすすめします。この記事では、予約と売上の記録をどう残しておくかという、予約システムに関わる部分に焦点を当てます。
予約システムは会計ソフトではない
サロンの予約・顧客管理を無料で始める
無料で始めるまず前提として、予約システムは会計ソフトではありません。正式な帳簿付け・申告書類の作成には、別途会計ソフトの利用が必要です。
ただし、予約システムには「いつ・どのお客様に・どのメニューを提供したか」という来店記録が自動的に残るため、売上の裏付け資料として参考にできるという利点があります。
予約システムと会計ソフトの役割分担
- 予約システム: 来店日・お客様・メニューの記録を自動的に蓄積する
- 会計ソフト: 予約システムの記録をもとに、金額の記帳・申告書類の作成を行う
この役割分担を意識しておくことで、確定申告の時期になって慌てて記録を遡ることを避けられます。
日々残しておくべき記録
確定申告に備えて、次の情報を日々の施術のたびに記録しておくことをおすすめします。
- 来店日
- お客様(指名か新規か)
- 提供したメニュー
- 金額
予約システムに来店記録が残っていれば、これらの情報は自動的に蓄積されます。手動で別の帳簿に記録する手間を減らせます。
シェアサロン・面貸しでの売上管理との関係
複数のシェアサロンを掛け持ちしている場合、それぞれの場所での売上を合算して管理する必要があります。シェアサロンの予約システムで紹介している予約管理の考え方と合わせて、売上記録も一元化しておくと、確定申告の際の集計がスムーズになります。
記録を怠った場合のリスク
日々の記録を怠ると、確定申告の時期にまとめて売上を思い出す作業が必要になり、正確性が下がるリスクがあります。また、税務調査等の場面で、売上の根拠を示せないという事態にもつながりかねません。日々の記録を積み重ねておくことが、結果的に確定申告の負担を減らします。
まとめ: 日々の記録が確定申告を楽にする
フリーランス美容師の確定申告そのものは税理士・国税庁の案内で確認する必要がありますが、予約システムに日々の来店記録を残しておくことで、売上の裏付け資料として活用でき、確定申告の負担を減らせます。
フリーランス美容師がホットペッパーに載れるかについてはフリーランス美容師はホットペッパーに載れるか、フリーランス美容師の予約管理全体の考え方はフリーランス美容師の予約管理、シェアサロンの予約システムについてはシェアサロンの予約システム、Instagramからの予約導線についてはインスタから予約を受ける仕組みの作り方で整理しています。
経費として扱えるものの確認
施術に使う材料費、シェアサロンの席料、予約システムの利用料など、事業に関わる費用は経費として扱える場合があります。何が経費に該当するかは個別の判断が必要なため、税理士や税務署への確認をおすすめします。
不安な場合は早めに専門家へ
確定申告の経験が少ない場合、不安を抱えたまま進めるより、早めに税理士に相談することをおすすめします。初年度だけ相談し、その後は自分で対応するという進め方も選択肢の一つです。
開業届は提出が必要
国税庁の案内によると、個人事業の開業届出は、事業の開始等の事実があった日の属する年分の確定申告期限までに提出するものとされています(2026-10-03確認)。「要否を確認する」という段階ではなく、フリーランスとして事業を始めた場合は提出する手続きです。e-Taxでのオンライン提出、または書面での提出が可能です。手続きの詳細は、国税庁の案内や税理士に確認することをおすすめします。
出典: 国税庁 個人事業の開業届出・廃業届出等手続(2026-10-03取得)
青色申告の選択も検討する
開業届と合わせて、青色申告承認申請書を提出することで、青色申告の特典(控除の拡大等)を受けられる場合があります。青色申告には一定水準の記帳が求められるため、日々の記録を残す習慣がある場合は、合わせて検討する価値があります。具体的な要件は国税庁の案内や税理士に確認してください。
複数のシェアサロンを掛け持ちする場合の記帳
複数の場所で施術を行っている場合、場所ごとに記録を分けておくと、どの稼働場所の収益性が高いかを把握しやすくなります。すべてを一つの売上として合算するより、場所別の内訳があるほうが、今後の稼働配分を考える際の判断材料になります。
記録を残すタイミングを決めておく
施術の直後に記録するのが理想ですが、忙しい日は後回しになりがちです。1日の終わりや、週に一度など、記録を残すタイミングをあらかじめ決めておくことで、記録漏れを防げます。
Salon-Bookyは、来店ごとのメニュー・金額の記録を残せ、確定申告の際の売上集計の参考資料として活用できます。無料のFreeプランから試せます。