「ミニモ 手数料」で検索する人が知りたいのは、結局のところ「1件の予約でいくら引かれるのか」だと思います。
先に結論を書きます。公式サイトには、施術料金帯ごとの手数料額が実際の金額として明記されています。月額料金と初期費用はどちらも0円で、費用が発生するのはお客様が来店したときだけです。この記事では、その金額を実際に取得したうえで、客単価別の実質負担率に計算し直します。
この記事でわかること
- ミニモの手数料の実額(公式サイトに掲載されている料金帯別の金額)
- 月額0円・成果報酬制という料金構造の中身
- 施術料金別の実質負担率(自分で計算する方法つき)
- キャンセル時の扱いなど、見落としやすい注記
- 掲載を続けたまま、リピート客だけ自社予約に移す考え方
公式サイトに書かれていること(2026-09-23 実確認)
ミニモへの掲載を検討する事業者向けの公式ページ(ミニモ(minimo)に掲載をお考えの方へ、運営: 株式会社MIXI)を実際に取得して確認しました。
トップに掲げられているのは次の一文です。
定額料金0円、集客成立数に応じた手数料で安心! ミニモは定額料金0円、集客成立数に応じた成功報酬制です。そのため、初期費用や固定費のリスクを減らせます。
「ご利用料金」のセクションには、次の金額が記載されています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 0円 |
| 手数料(施術料金 0円の場合) | 110円(税込) |
| 手数料(施術料金 1〜2,200円の場合) | 440円(税込) |
| 手数料(施術料金 2,201〜6,600円の場合) | 660円(税込) |
| 手数料(施術料金 6,601円以上の場合) | 880円(税込) |
出典: ミニモ(minimo)に掲載をお考えの方へ(2026-09-23取得)
この4段階だけで手数料が決まる構造です。パーセンテージではなく、料金帯に応じた定額(税込110円・440円・660円・880円)である点が、他の掲載型サービスとの大きな違いです。同ページには「面倒な契約手続きは一切不要!アプリをダウンロードするだけ」とも書かれており、導入手順は「①アプリをダウンロード → ②掲載内容の作成 → ③審査・掲載開始」の3ステップとされています。
サロン向けの予約管理システム(サロンツール)についても記載があり、「サロンツール利用手数料は無料ですが、ミニモ手数料はお客様のご負担となります」とあります。公式サイトは「お客様」という語を明確に定義していません(料金セクションでは「お客様が来店した際のみ手数料をいただきます」のように来店客の意味で使われています)。ただしFAQには「施術料金により110円~880円の手数料を請求させていただきます」とあり、手数料の請求先(支払者)は掲載者(美容師個人)であることが分かります。サロンツールのFAQには「勤務されているスタッフさまの手数料をサロンとして一括でお支払いいただくことができます」ともあり、サロンは複数スタッフ分をまとめて一括払いできるだけで、手数料が掲載者の負担であること自体は変わりません。
契約期間・支払い方法(よくある質問ページで確認)
トップページ(/info)だけでなく、よくある質問ページも実際に取得して確認しました。次の記載があります。
ご掲載にあたり契約期間等はございませんので、手続きは必要ございません。
お支払い額は利用月の翌月4日に、月単位で集計されます。お支払い方法は「コンビニ払い・銀行/郵便局のATM払い・クレジットカード払い」からお選び頂けます。
出典: ミニモ よくある質問(2026-09-23取得)
契約期間の縛りは無く、掲載をやめる際に特別な手続きも不要と明記されています。 支払いは月単位で集計され、翌月4日に確定するという流れです。支払い方法はコンビニ・ATM・クレジットカードの3種類から選べます。
手数料が発生するタイミングについても、トップページ(/info)の「ご利用料金」セクション近くに、より正確な文言があります。 公式サイトには「ミニモは月額利用料0円、お客様が来店した際のみ手数料をいただきます」と明記されており、予約が成立しただけでなく、実際に来店したことが手数料発生の条件です。この文言はFAQページには登場せず、/infoの料金表近くにのみあります。ページ冒頭の「集客成立数に応じた手数料」という表現より、こちらのほうが具体的で正確です。
手数料は「段階固定」——実質負担率は客単価で変わる
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無料で始めるパーセンテージ制ではなく段階固定額なので、同じ料金帯の中でも、施術料金がいくらかによって実質の負担率が変わります。計算式はこうです。
実質負担率 = その料金帯の手数料 ÷ 実際の施術料金
代表的な施術料金で計算するとこうなります。
| 施術料金 | 手数料 | 実質負担率 |
|---|---|---|
| 1,000円 | 440円 | 44.0% |
| 2,200円(この料金帯の上限) | 440円 | 20.0% |
| 2,201円(次の料金帯の下限) | 660円 | 30.0% |
| 3,000円 | 660円 | 22.0% |
| 6,600円(この料金帯の上限) | 660円 | 10.0% |
| 6,601円(次の料金帯の下限) | 880円 | 13.3% |
| 7,000円 | 880円 | 12.6% |
| 10,000円 | 880円 | 8.8% |
| 15,000円 | 880円 | 5.9% |
この表から言えることは2つです。
- 料金帯の下限に近い施術ほど、実質負担率が高い。 2,201円の施術は660円が引かれるため約30%です。同じ660円でも6,600円の施術なら約10%まで下がります
- 単価が上がるほど負担率は下がり続ける。 6,601円以上はすべて880円固定なので、単価が高いメニューほど手数料の重みは相対的に軽くなります
若手スタイリストや、トライアル価格・低単価メニューで新規を取りに行く運用は、この表の左側(負担率が高い側)に当たりやすいという点は、自分の客単価と照らして確認しておく価値があります。逆に、単価の高いメニューを軸にしている場合は、負担率は表の右側まで下がります。
500円刻みの早見表
自分のメニューの価格に近い行を探せば、そのまま実質負担率が分かります。計算式は前述のとおり「手数料 ÷ 施術料金」です。
| 施術料金 | 該当する料金帯 | 手数料 | 実質負担率 |
|---|---|---|---|
| 500円 | 1〜2,200円 | 440円 | 88.0% |
| 1,000円 | 1〜2,200円 | 440円 | 44.0% |
| 1,500円 | 1〜2,200円 | 440円 | 29.3% |
| 2,000円 | 1〜2,200円 | 440円 | 22.0% |
| 2,500円 | 2,201〜6,600円 | 660円 | 26.4% |
| 3,500円 | 2,201〜6,600円 | 660円 | 18.9% |
| 4,500円 | 2,201〜6,600円 | 660円 | 14.7% |
| 5,500円 | 2,201〜6,600円 | 660円 | 12.0% |
| 8,000円 | 6,601円以上 | 880円 | 11.0% |
| 9,000円 | 6,601円以上 | 880円 | 9.8% |
| 12,000円 | 6,601円以上 | 880円 | 7.3% |
| 20,000円 | 6,601円以上 | 880円 | 4.4% |
500円の施術(トライアルカットなど、無料に近い価格設定)では、手数料だけで88%が引かれる計算になります。 この価格帯を新規獲得の入口として使っている場合、その施術単体での利益はほぼ残らない前提で、その先のリピートで回収する設計にする必要があるということです。逆に20,000円クラスの高単価メニューでは、手数料の重みは4.4%まで下がり、他の広告費と比べても軽い水準になります。
自分の実際のメニュー表を、この早見表の価格帯に当てはめてみてください。 どの価格帯のメニューを新規獲得の入口にするかによって、ミニモ経由の実質コストは大きく変わります。
自分のメニュー表の平均単価を上の式に当てはめれば、実際の負担率が出せます。月の来店件数と掛け合わせれば、月間の手数料総額も計算できます(手数料は予約の成立ではなく来店を条件に発生します)。
月間手数料総額 = 施術料金帯ごとの手数料 × その料金帯での月間来店件数(の合計)
キャンセル時の扱い
公式サイトの手数料表には「※1 サロン都合によるキャンセルは手数料がかかります」という注記があります。お客様都合のキャンセルと、サロン都合のキャンセルで扱いが分かれるということです。無断キャンセルや直前キャンセルが発生しやすいメニュー・時間帯を運用している場合、この注記がどちらに該当するのかをアプリ内の規約で確認しておいてください。
「集客の場」と「予約管理」は別物
ここは正直に書きます。ミニモは新規客との出会いの場であり、予約管理ツールではありません。ミニモの手数料は、ミニモ経由のお客様が来店するたびに発生します。
一方で、いったん出会ったお客様がリピーターになったあとも、ずっとミニモ経由で予約を受け続ける必要はありません。2回目以降の予約を自店の予約ページ(Salon-Booky)に切り替えれば、その回からはミニモの手数料はかかりません。掲載をやめる必要も、ミニモとSalon-Bookyのどちらか一方を選ぶ必要もなく、「新規獲得はミニモ、リピートは自社予約」という役割分担にするだけです。
ただし、正直に注意点も書きます。ミニモとSalon-Bookyの予約枠は連動しません。ミニモ経由の予約はミニモの管理画面で、Salon-Booky経由の予約はダッシュボードで、それぞれ別々に確認することになります。同じ時間帯に両方から予約が入るとダブルブッキングになるため、「この時間帯はミニモ経由のみ受け付ける」といった枠の切り分けか、両方の画面をこまめに突き合わせる運用のどちらかが必要です。この二重管理の手間は、手数料を払ってでもミニモの送客力を使い続けるかどうかを判断するときの材料に入れてください。ミニモに加えてホットペッパーや楽天ビューティなど複数の掲載媒体を併用している場合は、各媒体の予約を1つの台帳にまとめる専用サービス(かんざしの料金記事)という選択肢もあります。かんざしの公式FAQには、minimoを含む複数の予約ポータルサイトとの連携が可能と記載されています。
リピート化で手数料がどう変わるか(試算)
具体例で考えます。客単価7,000円のお客様が、ミニモ経由で初回来店し、その後は月1回のペースで通うリピーターになったとします。
- ずっとミニモ経由の場合: 来店のたびに880円の手数料。年12回来店なら年間10,560円
- 2回目以降をSalon-Bookyに切り替えた場合: 手数料がかかるのは初回の880円のみ。以降はSalon-Bookyの月額料金(Free 0円、または Basic 2,980円/月)の範囲内で完結
どちらが得かは、Salon-Bookyの月額料金と、他のお客様も含めた総来店件数で決まります。1人だけの切り替えでは月額を上回りませんが、リピーターが増えるほど、自社予約に移した分の手数料が積み上がって浮きます。現在の来店件数・客単価を入れると年間の差額を計算できる損益分岐シミュレーターも用意しています。
ここでの前提を明確にしておきます。 この試算は「1人のお客様が2回目以降どちらの経路で来店するか」だけを比較したものです。実際の店舗運営では、ミニモ経由で毎月新しく出会う新規客の数と、そのうち何割がリピーターになるかによって、浮く金額の総量が変わります。新規獲得数とリピート化率の両方を記録しておくと、この切り替えがどれだけの効果を生んでいるかを、月ごとに追いかけられます。
若手スタイリスト・個人サロンにとっての位置づけ
ミニモは美容師個人(フリーランス・一人サロン含む)向けの集客プラットフォームという位置づけで運営されています。店舗としての看板集客力に頼れない立場のスタイリストほど、ミニモのような個人単位の集客の場を必要とする場面が多いはずです。
一方で、前述のとおり低単価メニューほど実質負担率が高くなる料金構造のため、「安くして新規を集める」という戦略とミニモの手数料構造は、負担率の面では相性がよくありません。トライアル価格を設定するなら、その価格帯での実質負担率を先に計算したうえで、その後のリピートでどれだけ回収できるかという設計まで含めて考える必要があります。単価を上げて負担率を下げるか、単価を維持してリピート化を強化するか、どちらの方向で収益を安定させるかは、自店のメニュー構成と客層によって判断が分かれます。
他の集客媒体(OZmall・楽天ビューティ)との比較
美容室が新規集客に使う媒体は、ミニモだけではありません。同じ「固定費0円・成果報酬型」という構造でも、金額の開示のしかたには大きな差があります。
| 媒体 | 固定費 | 手数料の開示状況 |
|---|---|---|
| ミニモ | 0円 | 料金帯別の実額を公式に開示(110円/440円/660円/880円・税込) |
| OZmall | 0円(掲載費・維持費) | 「成功報酬型」とのみ記載。具体的な料率(%)は非公開 |
| 楽天ビューティ | 0円※エリアによりプランが異なる | 料率を画像で公式に開示(ネット予約15%+税/件・キャンペーン中10%+税/件、電話予約は1,000円/件+転送300円/月(成果があった月のみ)+通話料30円/分) |
出典: 各公式サイト(いずれも2026-09-23取得。詳細はOZmallの掲載料金記事・楽天ビューティの掲載料記事を参照)
この違いは、契約前の見積もりのしやすさに直結します。 OZmallは、実際に問い合わせて見積もりを取るまで、月々の費用感がまったく分かりません。ミニモは上表の4段階を、楽天ビューティは料金画像の料率を知っていれば、自分のメニュー単価から手数料の目安を先に計算できます。楽天ビューティのネット予約の料率は画像のalt属性にもあるため読み上げソフト等でも拾える可能性がありますが、電話予約の内訳(1,000円/件・転送300円/月(成果があった月のみ)・通話料30円/分)はalt属性に含まれず画像の中だけにあるため見落としやすく、この点では「契約前にどこまで自分で試算できるか」という観点で、テキストで開示しているミニモに分があります。
逆に言えば、OZmallのような成果課金率非公開の媒体を検討している場合は、見積もりの際に料率を必ず数字で聞き出す必要があります。「成果報酬型なので安心です」という説明だけで契約を決めないようにしてください。
月間の手数料総額を試算する(仮の例)
ここから先は、あくまで計算方法を示すための仮の例です。実際の金額ではありません。 自分の店の数字に置き換えて計算してください。
たとえば、月にミニモ経由で20件の来店があり、その内訳が次のようだったと仮定します。
| 施術料金帯 | 件数(仮) | 手数料(1件) | 小計 |
|---|---|---|---|
| 1〜2,200円 | 5件 | 440円 | 2,200円 |
| 2,201〜6,600円 | 10件 | 660円 | 6,600円 |
| 6,601円以上 | 5件 | 880円 | 4,400円 |
| 合計 | 20件 | ― | 13,200円 |
この仮の例では、月間の手数料総額は13,200円になります。繰り返しますが、この件数配分は説明のための仮定であり、実際のあなたの店の数字ではありません。 自分の実際の来店件数と施術料金帯の内訳を、上の表と同じ形式で当てはめれば、実額の月間手数料総額が出せます。
この総額を、Salon-Bookyの月額料金(Free 0円、Basic 2,980円)と比べることで、「新規獲得はミニモに任せ、リピート分だけ自社予約に移した場合にどれだけ浮くか」の見当がつきます。
問い合わせ前に確認しておきたいこと
契約期間・支払い方法はFAQで確認できましたが、それ以外の細かい運用ルールは公式サイトに明記されていません。申し込む前にアプリ内のヘルプまたはサポート窓口で確認しておくべき項目をまとめます。
| # | 確認すること | 確認する理由 |
|---|---|---|
| 1 | 手数料額(110円/440円/660円/880円)は現在も同じ金額か | 金額改定の可能性があるため、契約直前に最新の表記を確認する |
| 2 | サロン都合のキャンセルの具体的な定義 | 「サロン都合」の範囲(無断キャンセルの扱い含む)を事前に把握しておく |
| 3 | 審査の基準と、落ちた場合の再申請の可否 | 「審査・掲載開始」という手順があるため、審査に落ちる可能性を織り込む |
契約期間の縛りが無く手続きも不要な点、支払いサイクル(翌月4日集計)・支払い方法(コンビニ・ATM・クレジットカード)は前述のFAQで確認済みです。 上の3項目は、FAQ・料金ページのいずれにも数値や基準が書かれていなかったため、申し込み前に個別に確認してください。
まとめ
- ミニモの手数料は公式サイトに実額で明記されている(2026-09-23確認)。施術料金帯別に110円/440円/660円/880円(税込)の4段階
- 月額料金・初期費用はいずれも0円。費用はお客様が来店した際のみ発生する成果報酬制(
/infoの料金表近くの文言で確認。FAQには登場しない) - パーセンテージではなく段階固定額のため、料金帯の下限に近い施術ほど実質負担率が高い(例: 2,201円の施術で約30%、6,600円の施術で約10%)
- サロン都合によるキャンセルには手数料がかかると公式に注記されている
- 契約期間の縛りは無く、掲載をやめる際の手続きも不要と公式FAQに明記されている。支払いは翌月4日に月単位で集計、コンビニ・ATM・クレジットカードから選べる
- ミニモは新規獲得の場、Salon-Bookyはリピート後の自社予約の受け皿、という役割分担ができる。掲載をやめる必要はない
- ただし予約枠は連動しないため、ダブルブッキングを避ける運用ルールが必要
実際の差額は損益分岐シミュレーターで計算できます。他社の掲載料・料金プランは美容室の予約システム比較にもまとめています。